少女漫画家の羽海野チカが青年誌で連載していると知った時は驚いた。
読んでみて、もっと驚いた。
面白い、面白すぎる。
絵柄やコマ割りには、やはり少女漫画のテイストが色濃く残っていて、青年誌の読者には読みづらい部分もあるのではと感じられた。
しかし、それを補ってあまりある面白さ。
グイグイ引きこまれるストーリーの力と、魅力的なキャラクター群に、ただただ圧倒された。
そのタイトルは「3月のライオン」。
テーマは将棋だ。
何とも青年漫画らしい、骨太で渋いテーマだが、少女漫画らしい可愛らしい絵と、随所に挟まれるコミカルなやり取りが作品の世界を和らげている。

主人公は事故で家族を失った、天涯孤独の少年。
将棋好きの父の友人だった棋士に内弟子として引き取られ、将棋の才能を開花させる。
だが、その家庭の子どもたちとうまくいかず、プロになって自活できるようになると、彼は家を出てしまう。
孤独の世界に自ら閉じこもろうとしていた彼だったが、三月町に住む三姉妹と知り合い、徐々に変わっていく。

涙なくして読めないシーンが山盛りである。
それでも作品が暗いイメージにならないのは、絵柄とキャラクターの力によるところが大きいだろう。
少女漫画家が青年誌で活躍する例はこれまでにもあったが、少女漫画の手法をここまで活かしたのは、羽海野チカが初めてではないだろうか。

既刊9巻。まだまだ先が楽しみである。
何かいるっ! http://www.understandingsexualaddiction.org/

今回は、あんまり有名でなく癖の強い漫画ですが個人的に好きなHellsingについて紹介していこうと思います。
まず、肝心のストーリーについてですが、戦争もので、主人公である吸血鬼、アーカードが自分を倒そうとする敵とひたすら戦い続けるという内容です。なぜこの漫画が癖が強いかというと、一般的にタブーである要素をほぼ全て漫画の中に描いているからです。例えば、ナチスであったり、宗教団体であったり、その他たくさんありますが、合わない人には合わないだろうと思います。しかし、逆に合う人にとってはこの上なく面白い内容です。巻数も全10巻とそこまで多くなく、途中でだれることも無いので一気に読み進めてしまうことが出来ます。また、主人公は作中で最強であるため、よくある王道漫画のように敵に苦戦したり修行する場面は一切ないです。それが逆に爽快で、普通の漫画ではありえないような展開がどんどんおきるためテンポ良く読み進めることが出来ます。興味が沸いた方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

私が唯一持っているマンガはキャンディ・キャンディです。子供の頃にアニメを見ていて、大人になってから愛蔵版を買いました。あれほど女の子の憧れと現実を書ききっているマンガもないのではないでしょうか。生まれながらの不幸な境遇、不遇に屈しない強さ、王子様、王子様との死別、女の友情、危険な男との恋、仕事と自立、そして巡り巡って最高の幸せを手に入れて立派なレディに成長するという、マンガですから突っ込みどころはありますが、本当に良く出来たお話です。またその環境もキリスト教の孤児院から富豪の子女が集まる全寮制の学院生活という普通の日本の女の子には全く未知の夢の様な世界。キャンディは長い間私の憧れのロールモデルであり、つらいことがあってもキャンディのことを思い出して頑張っていたものです。自分にコンプレックスがあっても、キャンディだってそばかすと鼻ぺちゃを気にしてなかったんだから、と自分を励まし、意地悪な子をイライザと呼び、明るく笑っていれば素敵な王子様が現れる、と。私の人生で一番好きなマンガです。